AGA

抜け毛がひどい場合は「AGA」を疑うべき

「AGA」という名前は聞いたことがあるけれど、詳しい内容はわからないという人は多いかと思います。

ここでは、AGAについて誰でも理解できるようわかりやすく解説しています。この記事をきっかけに、AGAの理解を深めていきましょう。

AGAの特徴

朝起きたら枕元にたくさんの抜け毛がついていた、シャンプーをしていると髪が手に絡みつくなど、前より抜け毛が気になった人はAGAかもしれません。成人男性の4人に1人がAGAとわれており、薄毛の悩みを抱えています。

AGAの原因とは

AGAの原因はテストステロンという男性ホルモンと、5αリダクターゼが混ざることで生成されるジヒドロテストステロン(DHT)という悪性の男性ホルモンがかかわっています。

髪の毛は、「成長期・退行期・休止期」からなる、髪の毛が生える段階から抜け落ちるまでの一連のヘアサイクルがあります。このヘアサイクルに問題なければ、強い髪の毛が生えてきます。しかしジヒドロテストステロンが悪さをすることで、ヘアサイクルのリズムが崩れてしまいます。

これによって薄い髪の毛が増えたり、抜け毛が多くなったりします。これがAGAの原因です。また5αリダクターゼは2種類あります。酵素の違いによってAGAタイプが異なりますで、それぞれの特徴をみていきましょう。

ザガーロの正しい服用方法と処方【浜松町第一クリニック】
出典:ザガーロの正しい服用方法と処方【浜松町第一クリニック】

1型の5αリダクターゼ

5αリダクターゼは身体全体の毛乳頭細胞が存在しています。1型の場合は、側頭部や後頭部などにたくさんの5αリダクターゼが存在します。みた目は脂っこいです。もし、家族や友人などから毛根が脂っこいといわれた場合は1型のAGAの可能性があります。

2型の5αリダクターゼ

1型に対して、前頭部と頭頂部などに5αリダクターゼが多い場合は2型のAGAです。一般的には2型のAGAタイプが多いといわれています。

AGAの治療薬について

AGA治療薬にはプロペシアとザガーロの2種類あります。商品名であるプロペシアは、フィナステリドが有効成分であり、2型のAGA患者に使用されます。

プロペシアに次いで開発されたザガーロ(有効成分:デュタステリド)は1型・2型のAGA患者用に使用されます。ザガーロは、どちらのAGAタイプでも治療が可能です。AGA治療薬で注目を集めている改善が期待されている治療薬といえるでしょう。

2つの治療薬は5αリダクターゼの働きを阻害して髪の毛のヘアサイクルを整えます。また、空腹時・食事を食べた後も気にせず服用できます。ただし薬には副作用(肝機能の異常や乳頭痛など)もあります。既に服用している薬との併用が難しい場合もありますので、医師から説明された服用方法は徹底して守りましょう。