伝統医学の中には四大伝統医学と呼ばれるものがあります。
中国医学やアーユルヴェーダなどのインド医学やユナニーなどのアラビア医学、そしてギリシャ医学があります。民間療法というのは人間が昔から生活していく中でやはり昔から病気やさまざまな症状に苦しんできたのですが、これらの経験に基づいた医療になります。
民間医療は急性疾患や慢性疾患、そして怪我や伝染病など、さまざまなものに対応しているものが存在します。
物理的療法
例えば日本の場合においては、はるか昔、巫医さんや僧医などといった医学知識を持っている宗教者が医療行為をしていました。
民間医療は病気や怪我に効果があるだけでなく、健康が増進する方法や船酔いや車酔いに効くとした予防的なものもありました。
主に、民間療法には4種類に分類されるとこになります。まず一つが物理的療法です。
症状があるものに対し、摩擦や圧迫、刺激、加熱、加湿、冷却などを加えて、薬物的療法や信仰的療法、呪術的療法など組み合わせて行われる場合もあるそうです。
主に熱に対しては患部を冷やしたり、出血に対しては傷口を押さえたりします。違和感があったらその場所を擦ったり揉んだりすると言った内容も物理的療法になります。
よく、皆さんが利用する鍼灸や温泉、サウナやしゃっくりの時に息をせずに冷水を一気に飲むという風習なども物理的療法の一部だと言われています。
薬物的療法
薬物的療法は、草や木の皮などを使って民間薬を服用することにより薬効を得る場合があります。
例えば、下剤の効果があるものも体から悪いものを出そうとする感覚があるようです。これらの薬物的療法はさまざまな療法があります。
信仰的療法
信仰的療法もあり、神社や仏閣に行ったりして健康を祈願したり、百度参りを行う物も信仰的療法の一つと言われています。
良く、特定の病気などに対するご利益があるといわれている神社や仏閣、そして地蔵尊などが有名だと思います。
有名な例で説明すると巣鴨のとげぬき地蔵などは観光名所となっている場所もありますがこれらは信仰的療法のわかりやすい例とも言えるでしょう。
もう一つ、信仰的療法とは別に呪術的療法があります。病気に悩んでいる人に触ったり類似物としての別のものを使うことで傷や病気などを治そうとするものなどになります。
一例としてものもらいに藁の芯を目の前で結んで燃やすという方法や、喉に刺した魚の骨の対策として魚網を頭から被ると言った方法や紙の人形で体ををなでて人型に病などを移して川に流すといった方法で病や災厄から避けるといった内容のようです。シャーマンや祈祷師が行っていたそうです。
こういった宗教的な部分までも色々と伝わっていっていた民間療法。今でもさまざまな民間療法がたくさん、存在しているのです。
今現代の西洋医療が中心の世の中から言えば大半が薬物投与による医療になりますので、それから考えるとまた別の治療になるという違いはかなりお分かりになったと思います。
後に改めて色々な民間療法は紹介していきます。